壁の弱いユニットバスに手すりを取り付ける少し大胆な方法

最近では、ユニットバスの壁にも施工できる浴室用手すりが多数開発されています。とちぎノーマライゼーション研究会でももいろいろと利用していますが、壁の素材がFRPの場合、どうも安心感に乏しいという感想を持っています。壁と手すりの固定性は十分なのでしょうが、手すりを引くと壁自体が動揺してしまうのです。思い切り引っ張ったら、壁が壊れてしまうのではないかと不安になります。

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この事例では、浴室で手すりの必要な壁の向こう側がトイレであり、トイレの手すりも同時に必要だったため、少し大胆な方法で、この浴室壁FRP問題を解決しました。

これが、手すりを施工する前のトイレの壁です。

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この壁を壊すと、浴室壁の裏側が見えてきます。

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浴室側の手すり位置を確認しながら、その補強となる材料をトイレ側から間柱等に固定します。

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こうすると、浴室側の手すりは間柱に固定されるので、動揺する心配はありません。

浴室の手すりが固定されたら、今度はトイレ手すりの施工です。もともと、トイレ手すりを動作から見た適切な場所に固定するためには補強板が必要ですので、その補強板を利用して浴室手すり施工のための開口部をふさぎます。

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これで、トイレの手すりも適切な場所にしっかりと固定できました。

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なかなか、このように方法をとれるケースも少ないとは思いますが、ユニットバスの手すり施工のヒントにしていただけるとありがたいです。

とちぎノーマライゼーション研究会では、私たちがかかわったこのような自立支援住宅改修の施工事例をホームページでも公開しています。こちらもぜひご覧ください。
自立支援住宅改修の施工事例
http://www.normalization.jp/oshirase2
.shtml

事例写真


株式会社モリトーの内田様より…

先日モデルルームでの展示のご協力をいただきました。
ありがとうございました。

007.JPG


事例の写真もたくさんいただきました。

16 2009年U2Rセット設置例 階段1.jpg

この他にもたくさんあります!


なかなかイメージがつかめないときに
写真を見ることができると本当に助かります。

モデルルームでぜひご覧ください。










大谷石の踏み台、大きさを指定寸法に加工してくれるので現場にぴったりです。

福祉用具プランナー研修開催決定!ただいま参加者追加募集中です

玄関先のスロープ造作に合わせ、歩行で段差を通過する家族のための踏み台を大谷石で作成した事例です。

スロープ全体はこんな感じ。

玄関たたきを拡大して、コンクリートで造作してあります。

今回注目は、この踏み石。宇都宮の銘石材「大谷石」です。


知らない人のために・・・。
「大谷石」とは、栃木県宇都宮地区で採取されるブランド石で、加工しやすく建築材等に使われます。有名な建物は、旧帝国ホテルで、今でも明治村に保存されています。

計画当初は、コンクリートの沓脱石を置くつもりでしたが、なかなかちょうど良いサイズの製品がなかったので、山南石材さんに加工してもらいました。

これが、大谷石加工場の様子です。

中央にある大きな機械で、大谷石を指定サイズにカットしていきます。

これが大谷石カットマシーン!


今回お願いしたサイズは、900*300*150でしたが、それでも一人で持ち上げることなどできません。ホイストで軽トラックの荷台に載せてもらいます。もちろん、おろすのは外構工事の職人さんたちです。


今回のスロープはコンクリート製でしたが、大谷石には薄くスライスしたタイル状のものもあります。

これを利用して、スロープや舗装路の表面に敷きつめることも可能です。

山南石材さんの事務所の周りは、この大谷石タイルで敷き詰められていました。

色合いから温かみがあり、多孔性で雨にぬれても滑りにくい特徴は、舗装やスロープに最適です。

認知症の人が階段を上って行かないように障害を設けた事例

ただいま、ノーマライゼーション研究会では、福祉用具プランナー研修の参加者を募集中です。
詳しくは、「とちぎノーマライゼーション研究会」のHPまで


階段を登って行ってしまっての転落事故は、大きな怪我につながります。手すりを取り付けたお客様から、階段をふさぐように、折上げ式の手すりを取り付けて、階段に入れないようにしてほしい、という要望を受けることがあります。もちろん、そのような手すりを取り付けることもできますが、このケースでは、チェーンだけで十分に効果があるだろうということで、このような形にしました。


チェーンはあまり威圧的にならないよう、プラスチックのものを利用し、片方は完全固定、もう片方を取り外しにしていますが、指の巧緻性の必要なカラビナを利用して、簡単には外せないようにしてあります。


年に数回、このような要望があるので、今後同様な要望の際に、実際に見ていただけるよう、今回は了解を得て撮影させていただきました。

便座をかさ上げする事例〜昔はこんな方法が主流でした〜(前編)

ただいま、ノーマライゼーション研究会では、福祉用具プランナー研修の参加者を募集中です。
詳しくは、「とちぎノーマライゼーション研究会」のHPまで


自立支援のための住宅改修が一般的に行われるようになったのは、1980年代の後半からだと思います。当時は、住宅改造と呼ばれ、ゴールドプランの後押しも受けて、東京の江戸川区などでは、限度額なしの補助制度などを設けていたくらい、期待された支援技術でした。

その頃から、便座が低すぎて立ち上がれないなどの理由で便座をかさ上げする改修は行われていましたが、今のような、便器と便座の間に挿入する「補高便座」はありません。そこで、便器の下、床との間にスペーサーを入れて、便器全体をかさ上げする工事がよくおこなわれていました。

介護保険が始まった当初、厚労省が出した住宅改修のQ&Aにも、その方法が紹介されています。


さて、今回ご紹介する事例は、そんな古(いにしえ)の方法による便器のかさ上げです。
これが、かさ上げする前の便器ですが、なぜスペーサーを入れる方法を採用したのか・・・・?

この便器は、タンクと便座が一体式になっているので、補高便座を利用することができません。便器自体を交換する方法もありますが、まだ新築で設置したばかりの便器なので、それももったいない・・・、そんな理由から、便器などを再利用できる、スペーサーの方法を選択しました。

この写真の床と便器の間に、高さ60个離好據璽機爾鯑れます。


まずは、便器を取り外します。

便器を外すと見えてくるのが、フランジという部品です。このフランジも外す必要があるのですが、その前に、スペーサーを便器と同じ曲線を描く形に作るために、便器を合わせて型取りをします。

これは、スペーサーになる厚さ60个虜猯舛法∧愆錣侶舛鮗未啓茲辰燭發里任后


スペーサの加工は、丸鋸で大まかにカットしてから、曲線をサンダーで削りだします。本来は曲線カットはジグソーという道具を使うのですが、材料が厚いので、ジグソーでは加工が難しいです。


こんな感じにスペーサーが出来上がりました。


このスペーサーを床の上に固定してから、便器をのせれば、60个里さ上げが完了です。しかし、それには、60仂紊る分の排便管を継ぎ足さなければならない、という床下の過酷な作業が待っているのでありました・・・。

後編に続く・・・。

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