とちぎ介護ロボット導入支援セミナー&デモンストレーション 開催!

先週15日(金曜日)、栃木県庁東館4階の講堂で、上記イベントが開催され、介護施設の管理者や職員さんを主に100名以上の方々が参加しました。このイベントは、介護の現場の就労環境を改善し介護職の離職を減らし、人材確保を進める手段としての介護ロボットを学ぼうというもので、先駆的な取り組みをしているオリックス・リビングの入江氏のセミナーと、介護ロボットを主とした製品の展示、デモ、体験を同時に見聞できる貴重な時間となりました。

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講義にあたった入江氏は、ノーリフトポリシー(持ち上げない介護)との出会いから積極的にリフト導入、その後介護ロボットの導入に積極的に取り組んでいる先駆者です。「ロボットを入れれば何ができる」ではなく、「○○の課題を解決するためにロボットを活用する」という、明確な課題の意識とそれを解決するための手段としてのロボットの位置づけが重要だとのお話に、施設の運営にもマネジメントの視点が大切なのだと感じました。

リフト導入に否定的な意見の代表として「時間がかかる」という理由がありますが、「短時間で移乗介護を終わらせたいのは職員側の理由、決して利用者が望んでいることではない。利用者は、ゆっくりと顔を見合わせながらコミュニケーションをとりながらのリフトでの移乗を望んでいる」という現場目線のお話は、目からうろこでした。

介護ロボットではありませんが、その移乗リフトも展示しました。
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介護ロボットはというと・・・・・
パラマウントベッドから「ロボヘルパーSASUKE」
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見守り系のロボットも複数展示されました。
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ほかにも、ロボットアシストウォーカーや移乗サポートロボットなどが展示され、参加の皆さんが積極的に体験をしていました。
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講師の入江様、展示にご協力いただいた企業の皆様、ありがとうございました。

4月1日 障害者差別解消法スタート! 記念パレード

3年前に成立し、準備が進められてきた「障害者差別解消法」が4月1日に施行されることを記念したパレードが、栃木県庁スタート、宇都宮城址公園をゴールに行われました。

このパレードは、TDF(とちぎ障害フォーラム)の村上さんや斉藤さんたちの大変な準備の苦労の末に、400人近い参加で行われ、法律の施行を市民の皆さんにアピールしました。

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取材を受ける村上さん

準備を取り仕切った、勉強会メンバーでもある斉藤さん
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そもそも「障害者差別解消法」は、今までの法律とどう違うのか?
新聞や市の広報誌などでも取り上げられていますが、根本的な違いは、解消法は人権を根幹に作られた法律ということです。

今までの法律、たとえば「ハートビル法」は、障がい者の利便性のための設備を義務付けた法律です。車いす利用の人用の駐車区画をつくるなどの設備の基準です。今度の解消法は、その建物やサービスを健常者と同等に利用できることを「権利」としてを明確にし、そこに存在する差別を解消しようとする「人権法」です。

具体的に言うと、今までは「駐車区画を作ることで法律はクリア」あとは、健常者の思いやり優しさにゆだねて、「駐車区画が使えないのはマナーの問題」とする考え方だったのが、今度の法律は「駐車場の有無」ではなく、建物やサービスの利用そのものを権利と位置付け、利用できない状態を「差別」とし、利用できるようにするための「合理的な配慮」を義務化しています。民間と公的機関で差はありますが・・・。

パレードの話しに戻って・・・

午後1時過ぎ、続々と集まる参加者。目標の200名を優に超え400名近くに。
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メッセージを書いたプラカード、これを掲げながらシュプレヒコール!
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記念式典で団結を高める参加者、式典では県障害福祉課の方や議員さんからもメッセージがありました。
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県庁から宇都宮城址公園まで、約1.5キロをゆっくりとパレード。市民の方々の熱い視線も感じました。
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天候にも恵まれました。
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法律の制定に合わせ、県では条例も制定、同時にスタートしました。「差別解消法」と言っても、「何が差別なの」「合理的配慮って何すればいいの」「障害者向け設備なんて負担が重くてできないよ」「トラブルがが起こったらどういうふうに解決するの」などなど、まだまだ分からないこともたくさんあるこの法律、これから少しずつ市民みんなで育てていく法律です。

「差別」とは何か?
これが一番難しい・・・。つい数十年前、女性には選挙権がありませんでした。でもその当時、当事者の女性でさえそのことを「差別」と感じていなかった人はたくさんいます。「女性には選挙権がなくても当たり前」そんなことを現代で発言したら大変な差別です。差別を考えることは、一人一人の「人の権利」に関する感性を磨くことだと思います。

フジホーム株式会社さんから杖を紹介していただきました。

今日はとてもいいお天気です☀
こんな日はお散歩や買い物に出かけたくなりますね。

とても身近な道具…杖について、フジホームの神田さんから
お話をうかがいました。

斜めから地面をついたときにも歩きやすく力を入れやすい先ゴムや
握りやすさやを追求し素材や形状に工夫のあるもの
また四点杖に折りたたみ式の補助グリップがついたものなど
実際に使わせていただきながらゆっくりとみることができました。



 

杖は使い始めるきっかけも使う場面も人さまざまです。
専門職の意見を上手に取り入れ、身体状況にあったものを選ぶことは
もちろん大切ですが、歩くことが楽しくなるようなものであることも
大切なのかと思います。





それから、もう一つご紹介いただいた「先ゴム外し」!!
杖の先ゴムを外すのって意外に力がいるものですが
とても楽に安全に外すことができました。
こんなに便利なものがあるなんて…知りませんでした。



…使用しているところの写真を撮らせていただき
お伝えできればよかったと反省です。




モデルルーム、リフト体験会 By 宇都宮のN病院セラピストのみなさん

先週、仕事が終わった後の夜、宇都宮のN病院のセラピストさん達と、リフトの体験会を実施しました。

現場でもなかなか利用する機会がないとのことで、いろいろと体験していただきました。

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今、モデルルームには、各メーカーさんのご協力で、門型、ベッド固定、床走行の3種類のリフト本体があります。
それぞれの使い勝手の違い、メリットとデメリットを体験していただきました。

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やはり、車いすに降りるときの手技が難しいようでした。いくつかのやり方があるので短い時間では把握しきれないとは思いますが、利用者の身体状況やベッド周辺の環境によって、どの手技を採用するかは異なるので、とにかく複数あるということを経験することが大切だと思います。

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これは、シートを装着しているところ。

みなさま、ご来場ありがとうございました。

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モデルルームでは、職域単位や個人での福祉用具体験や練習が可能です。ぜひ、お越しください。
(あらかじめ、ご連絡いただけると対応がスムーズです)

ケアボット株式会社さんから「服薬支援ロボ」のご紹介をしていただきました

いろいろな介護ロボットが登場していますが、昨日ケアボット株式会社さんから「服薬支援ロボ」のご紹介をしていただきました。

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薬の飲み忘れや誤薬を予防するためのロボットです。ロボットとはいっても、人型ではありません。形はパン焼き器か加湿器の感じです。薬の時間になると音声で知らせ、その時間の薬が出てくる仕組みです。

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薬は透明な小箱に入れられ、その小箱7個が一つのカセットに入る仕組みです。カセットは、朝・昼・夜・寝る前の4つに区分されています。小箱やカセットの装着ミスを防ぐ目的で、異なるカセットや小箱は組み合わされないようになっていました。

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介護者の操作で、外出時の薬を事前に取り出すことも可能です。今後、クラウドにつないで安否確認の機能を持たせたり、テレビの画面と連動させたりと、いろいろアイディアを組み合わせていく計画もあるとか・・・。

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主に認知症の人向けのロボットということです。音声の理解やボタン操作といった認知機能や、薬の箱をあける手指の機能などとの適合条件を整理する必要はありますが、普及が期待されるロボットだと思います。

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担当の鈴木さんは、このロボットと共に全国を飛び回っていっるそうです。「在宅独居の認知症の人」が使用者イメージとしてありますが、高専住での利用や、病院での誤薬事故の予防など、いろいろな利用の可能性があると感じました。
詳しくは、ケアボットさんのホームページまで
(服薬支援ロボ https://www.saintcare-carebot.com/

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