9月の勉強会「地域包括ケアシステムと福祉用具〜統合と連携〜」
祝! 勉強会は今回で50回目! これも皆様のおかげです・・・。
9月のとちぎ福祉用具研究会のお題は「地域包括ケアシステム」!
名前はそこかしこで聞くけれど、中身がよくわからない・・・、という声も多いテーマを檜山光治さんに教えていただきました。
檜山さんは、知る人ぞ知る、福祉行政の超エキスパート、厚生労働省を中心とした国の思考回路や地方行政の裏表に精通した元行政マン。と言っても、常に現場に赴きしっかりと課題を解決する、今ではあまり見かけないような人でありました。今は、市町村の嘱託で、困難事例対応を専門に行っているそうです。
さて、「地域包括ケアシステム」
始めに、なぜ「地域包括ケアシステム」が必要になるのか、今の社会情勢を詳しく説明していただきました。
やっまり、超高齢化で社会保障の財政面での安定化がひっ迫課題、真に必要な人に支援を重点化することと、限られた財源で最大の効果を上げる効率化、これがポイントでした。
ということは、多くの財源を投入している訪問介護と通所介護が大きく変革を迫られるわけで、重点的に必要な人にはより専門性の高まった支援を介護保険で、軽度の人には地域の互助・共助も含む多様な担い手で、ということになります。
課題は、はたしてそのような多様な担い手が地域に生まれ、定着していくかどうか?お金のカラム部分は、医療にしても介護にしてもどんどん改革され、新しくなっていくのでしょうが、地域の支援力、それも互助とか共助とかは、そんなにすぐには生まれないし、そもそもそういう支援力が少ないからこその介護保険であったという側面もあり、「これからどうなって行ってしまうのだろう?」という、市民としても不安に気づかされた勉強会でもありました。
檜山さん、ありがとうございました
9月のとちぎ福祉用具研究会のお題は「地域包括ケアシステム」!
名前はそこかしこで聞くけれど、中身がよくわからない・・・、という声も多いテーマを檜山光治さんに教えていただきました。
檜山さんは、知る人ぞ知る、福祉行政の超エキスパート、厚生労働省を中心とした国の思考回路や地方行政の裏表に精通した元行政マン。と言っても、常に現場に赴きしっかりと課題を解決する、今ではあまり見かけないような人でありました。今は、市町村の嘱託で、困難事例対応を専門に行っているそうです。
さて、「地域包括ケアシステム」
始めに、なぜ「地域包括ケアシステム」が必要になるのか、今の社会情勢を詳しく説明していただきました。
やっまり、超高齢化で社会保障の財政面での安定化がひっ迫課題、真に必要な人に支援を重点化することと、限られた財源で最大の効果を上げる効率化、これがポイントでした。
ということは、多くの財源を投入している訪問介護と通所介護が大きく変革を迫られるわけで、重点的に必要な人にはより専門性の高まった支援を介護保険で、軽度の人には地域の互助・共助も含む多様な担い手で、ということになります。
課題は、はたしてそのような多様な担い手が地域に生まれ、定着していくかどうか?お金のカラム部分は、医療にしても介護にしてもどんどん改革され、新しくなっていくのでしょうが、地域の支援力、それも互助とか共助とかは、そんなにすぐには生まれないし、そもそもそういう支援力が少ないからこその介護保険であったという側面もあり、「これからどうなって行ってしまうのだろう?」という、市民としても不安に気づかされた勉強会でもありました。
檜山さん、ありがとうございました
- 2015.09.29 Tuesday
- 今月の勉強会の報告
- 17:58
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- 投稿者 katsu ito