1月の勉強会は「福祉用具と介護動作について」
1月21日の勉強会のテーマは、「福祉用具と介護動作について」、いつもは会議室を借りて行う勉強会ですが、今月はベッド等福祉用具が準備されている「とちぎ福祉プラザモデルルーム」で実施しました。
講師は福祉用具プランナーの高橋勝久さんです。
話しのスタートは、「介護する」ということをどのように考えるか?
哲学的なテーマを、身近な事例や面白トークでわかりやすく解説していただきました。
介護技術は、介護者が少ない力で要介護者の身体を動かすという視点で語られることが多いのですが、本来は本人ができない動作のみを、本人が行う動作の通りに、必要な部分のみ手助けするという考え方を学びました。
その上で大切なのは「関係性の確立」です。最初のボディータッチが快適であること、相手との距離のつめ方、言葉でのコミュニケーション、そして他動的に動かすにしても、本来人間の体が動くメカニズムを理解することの重要性、一つ一つの言葉が重い意味を持っています。
たとえば、立ち上がり。立ち上がりの際に人は必ずお辞儀をします。これは身体の重心を移動させるための動作ですが、この動作を行うことによって人は立ち上がるわけですから、介助を行って立ち上がる際にもこの動作を引き出すすようなアプローチが大切なのです。
今回のような研修を受けると、介護というのは本当に専門的な知識と技術の必要な職種であると感じます。単に力任せで、なんでも代行してあげればよいというモノではないのですね。
介護は、身体で行う仕事のように感じますが、でも本来あるべき介護を実現するためには、対象となる要介護者が、動作のどの部分に、どのような方向と強さの介護を必要としているのか、またはどのような手伝いは必要としていないのか、これらをしっかりと把握するアセスメントが何よりも大切で、現実にその部分が欠けているのだと感じました。
講師は福祉用具プランナーの高橋勝久さんです。
話しのスタートは、「介護する」ということをどのように考えるか?
哲学的なテーマを、身近な事例や面白トークでわかりやすく解説していただきました。
介護技術は、介護者が少ない力で要介護者の身体を動かすという視点で語られることが多いのですが、本来は本人ができない動作のみを、本人が行う動作の通りに、必要な部分のみ手助けするという考え方を学びました。
その上で大切なのは「関係性の確立」です。最初のボディータッチが快適であること、相手との距離のつめ方、言葉でのコミュニケーション、そして他動的に動かすにしても、本来人間の体が動くメカニズムを理解することの重要性、一つ一つの言葉が重い意味を持っています。
たとえば、立ち上がり。立ち上がりの際に人は必ずお辞儀をします。これは身体の重心を移動させるための動作ですが、この動作を行うことによって人は立ち上がるわけですから、介助を行って立ち上がる際にもこの動作を引き出すすようなアプローチが大切なのです。
今回のような研修を受けると、介護というのは本当に専門的な知識と技術の必要な職種であると感じます。単に力任せで、なんでも代行してあげればよいというモノではないのですね。
介護は、身体で行う仕事のように感じますが、でも本来あるべき介護を実現するためには、対象となる要介護者が、動作のどの部分に、どのような方向と強さの介護を必要としているのか、またはどのような手伝いは必要としていないのか、これらをしっかりと把握するアセスメントが何よりも大切で、現実にその部分が欠けているのだと感じました。
- 2016.01.22 Friday
- 今月の勉強会の報告
- 22:04
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- 投稿者 katsu ito