5月26日、今月は都合で第4木曜日になりましたが、とちぎ福祉用具研究会の定例勉強会を開催しました。
テーマは、「宇都宮市の福祉行政について」、市議会議員であり社会福祉法人南都会副理事長として特別養護老人ホーム等を運営する角田充由様を講師にお迎えしました。
「南都会」は、宇都宮市の南部地域を拠点に高齢者福祉サービスを展開していますが、「宇都宮の南部に高齢者サービスの都を創る」という高い理想のもとに名づけられた法人名称だそうです。
市議会議員として、政策立案を進める立場からのお話でしたが、やはり前提となるのは社会保障財源の話し、平成30年(2018年)は、医療・介護の同時改定、財務省からの給付費抑制の圧力の中でどのような方向で進んでいくのか・・・。そういう中で、高齢者施策の今後の展望や課題などをご説明いただきました。
当然、地域包括ケアの推進がこれからの課題になりますが、宇都宮ではなかなか具体的な動きとはなっていないようです。千葉県柏市や埼玉県和光市の取り組みをご紹介いただきました。
最後のまとめは「福祉にアンテナを、関心を」。若くても老いても、元気でも病を得ても、本当に困難な状況はすぐ隣に、いつでも存在しているという意識って大切だと思います。
最後に皆さんで記念撮影。
次回は、具体的なテーマを決めて意見交換なんて言う内容も有意義だと感じました。
角田先生、ありがとうございました。